これは、栄養学で最も物議を醸しているトピックの一つです。
僕は過去20年間にわたり、飽和脂肪酸は、健康への害を及ぼさないどころか、実際には最適な健康のために必要であると強く主張してきました。
しかし残念ながら、この主張によって僕の栄養学分野における人気は出ませんし、しばしば嘲笑されることもあります。
しかし、いつもながら僕の見解は、細胞生物学と生理人類学の両方の明確な根拠に基づいています。
細胞生物学と生理人類学といった科学的分野を、両方理解することは、栄養学を真に理解するための基礎になります。
「なぜ飽和脂肪酸が生理学的機能と健康のために重要なのか」
そのいくつかの理由を、ここに挙げておきます：
1. 飽和脂肪酸は、体内すべての細胞膜の少なくとも50％を構成します。十分な飽和脂肪酸がなければ、細胞は最適な剛性と構造的完全性を持つことができません。
2. 飽和脂肪酸は、心臓病の危険因子である血液中の物質「リポタンパク質」を低下させます。
▶︎参考リンク①
3. 飽和脂肪酸は、アルコールやその他の毒素（アセトアミノフェンなど）から肝臓を保護します。
▶︎参考リンク②
▶︎参考リンク③
▶︎参考リンク④
4. 飽和脂肪酸は、適切な免疫システム機能のために必要です。
▶︎参考リンク⑤
5. 飽和脂肪酸（特に短鎖飽和脂肪酸と中鎖飽和脂肪酸）には重要な抗菌特性があります。これは、有害な微生物から消化管を保護する重要な役割を果たします。したがって、飽和脂肪酸は最適な腸の健康のためにも重要と言えます。
飽和脂肪酸を手軽に、且つ理想的に摂取できる供給源は、エクストラバージンココナッツオイル、ココナッツバター、もしくはグラスフェッドバターです。
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