NR（ニコチンアミドリボシド）は、特にアメリカで人気のサプリメントです。
ビタミンB3の一種で、健康上の利点と関連があると言われてきました。
しかし、アメリカで行われたごく最近の研究によると、NRは、がんの進行を早める可能性があることが分かりました。
▶︎参考資料
この発見は、NRがNAD+（ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド）のレベルを高めることによって人体で機能するという事実に基づいています。
NAD+は、人体の多くの代謝プロセスに使用される強力な補酵素です。
本来であれば、NAD+レベルの上昇は、健康状態の改善と免疫システムの強化と関連しています。しかし、NAD+が多すぎると、がん細胞の成長を早め、制御不能になるリスクを伴います。
残念ながら、人のNAD+レベルが危険なレベルに達したかどうかを検出する方法は、今のところ存在しません。
NRと似ているのが、NMN (ニコチンアミドモノヌクレオチド)です。
NMNは、ほとんどの場合、中国で製造されますが、日本で非常に人気のあるサプリメントです。
日本での販売は、2014年から始まりました。
NMNの潜在的な危険性と、がんのリスクについては心配ないのでしょうか？
いや、結局のところ、NMNもNAD+を増やす働きがあります。
実際に、NMNは、NRよりもNAD+の増加にはるかに効果的だとも言われています。
この懸念に加えて、アメリカ政府が、NMNサプリメントの使用を禁止したのはごく最近のことです。
▶︎参考リンク
以前にも何度かブログに書かせていただきましたが、新しいサプリメントを慌てて試す必要はありません。
それらサプリメントの安全性は十分に証明されていない可能性が高いということを覚えておきましょう。
NRとNMNは、どちらも注意が必要なのは確かなようです。
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