BLOG 041: スルフォラファン

BLOG 041: スルフォラファン 820 312 オーガスト

スルフォラファンとは、強力なファイトケミカル(植物に含まれる栄養成分)です。

今まで最も研究されてきた植物性栄養素の一つであり、その科学的研究では、以下を含む多くの健康への利点が証明されています。

• 抗酸化作用
• 抗菌作用
• 抗炎症作用
• 糖尿病の予防効果
• 神経保護作用
• がん予防
• NRF2の活性化(詳しくは来週のブログで)

これだけ優秀な健康効果のあるスーパー栄養素スルフォラファン。
実は、意外にも僕たちに身近な食材に含まれているんです。

スルフォラファンを最も多く含む身近な食材がこちら!

・ブロッコリー
・カリフラワー
・芽キャベツ
・ケール
・キャベツ(白と赤の両方)

誰もが健康にいいと思う食材ばかりですよね。

ただし、これらの食材からスルフォラファンを摂ろうと思ったとき、気をつけたい点がいくつかあります。

その一つは、絶対に「生のまま」食べるということ!

なぜ生で食べる必要があるかというと、加熱してしまうと、ファイトケミカルの一種グルコシノレートをスルフォラファンに変換する重要な酵素ミロシナーゼが壊れてしまうためです。

このように、スルフォラファン自体は食材中に存在しません。
ミロシナーゼの働きがあってこそ、食材中のスルフォラファンは作り出されるのです。

 

酵素は熱に非常に弱いことは、皆さんもご存知ですよね。
スルフォラファンを得るためにも、上にあげた食材たちは、生で食べるようにしましょう。

さらに、これらの食材を食べるときは、細かく切ってしまわずに、大きいまま食べるようにしましょう。
なぜなら、小さく切れば切るほど、得られるスルフォラファンの量が少なくなってしまうからです。

ミロシナーゼによるグルコシノレートのスルフォラファンへの変換は、細胞が破壊されたときに起こります。
スルフォラファンは寿命が非常に短いため、食材を細かく切ると、細胞が壊れ、僕たちが食べる前にスルフォラファンが放出されてしまうことに。
スルフォラファンを体に取り入れるためには、生の食材を、大きいまま、よく噛んで食べるようにしましょう。

 

最後に、これは一部の人に関わる問題ですが、上にあげた食材には、もう一つのファイトケミカル、甲状腺種誘発物質が含まれています。
甲状腺に関する病気に苦しんでいる人は、甲状腺種誘発物質の含有量が高い食材は、避けなければなりません。
なぜなら、甲状腺種誘発物質は、甲状腺のヨウ素の摂取を妨げる働きがあるためです。

 

これらの注意点をふまえた上で、スーパー栄養素であるスルフォラファンを定期的に摂取するのに、ベストな食材をご紹介します。

それが、ブロッコリースプラウトです。

ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーに比べて約30倍のスルフォラファンを含みます。
また、ブロッコリーと違い、簡単に、生のまま、まるごと食べることができますよね。
さらに、ブロッコリースプラウトを食べても、甲状腺機能を妨げることはありません。
▶︎参考記事

ブロッコリースプラウトに関する、さらなるグッドニュースがこちら!
一部の大気汚染物質の「無害化」にも最適だということが研究で明らかになっています。
▶︎参考記事

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