これは以前にも書いたトピックではありますが、もう一度皆さんにお伝えさせていただきたい。
ビタミンDのサプリメントは摂る必要はありません。
とはいえ、冬の間は日光への露出が少なくなるため（UVへの露出は体内でのビタミンD生成を自然に促してくれます）、ビタミンDレベルを心配する人もいるでしょう。
以前警告したのは、ビタミンDサプリメントの使用は、健康にとって潜在的な危険性があると述べました。たとえビタミンDと名前がついていたとしても、実際の正体はホルモンです。むやみにホルモンを補給することは非常に危険です。資格を持った内分泌学者もこのホルモン補給に関する警告を支持するでしょう。
以下の記事は、科学的研究に基づいて、ビタミンDサプリメントの補給は無効であり、無駄であることを主張しています。今回掲載する研究の1つは2022年のもので、比較的最近のものです。こちらの研究は、最も権威ある医学雑誌（The New England Journal of Medicine）によっても認められ、「ビタミンDサプリメントには効果がない」という僕の主張を支持するものです。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2202106
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMe2205993
しかし、ビタミンDサプリメントに対するこれらの意見は、決して真新しいものではありません。少なくとも10年前から知られていました。以下に載せた2014年に発表されている2つの研究も、不必要なビタミンDサプリメントに対する同様の懸念を表明しています。さらに、これらの研究の1つは、医師による25-ヒドロキシビタミンD（25[OH]D）の検査（血液検査）の実施をやめるべきだとまで述べています。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(13)61647-5/fulltext
https://www.thelancet.com/journals/landia/article/PIIS2213-8587(13)70165-7/fulltext
ビタミンDは僕たちにとって間違いなく必要な栄養素です。だからこそ、「ビタミン」と呼ばれています。全てのビタミンは必須栄養素です。ただし、ビタミンDは太陽の下で十分な時間を過ごすことで、自然と豊富に生成することができます。これは毎日行う必要もありません。ビタミンDは脂溶性の物質なので、体内に蓄積することができます。肌の色によって異なりますが、15分～30分の定期的な日光浴でビタミンDのレベルを健康的に保つことができます。健康なビタミンDレベルは骨の健康、強い免疫システムに関連している他、うつ病の予防にも欠かせません。
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