ブログの読者やワークショップの参加者から非常によく聞かれる質問の1つは、「断食(I.F)についてどう考えているか」というものです。それに対する僕の回答は、過去10年間一貫しています。断食が安全であるか、長期間に渡って非常に効果的であるかについて、まだ十分な証拠はありません。なぜなら、断食支持者によって引用される研究のほとんどは動物実験(ラット)によるものだからです。おそらく、ラットはカロリー制限から利益を得ているのかもしれませんが、これが必ずしも人間に当てはまるとは限りません。
さらに、僕の断食に対する反対の立場は、僕たちの体が毎日豊富な栄養を必要としているという確固たる意見に基づいています。僕たちの体は、毎日休むことなく、3兆以上の新しい細胞を生成しています。このプロセスには、大量のタンパク質、脂肪酸、ビタミン、及び特定のミネラルが不可欠です。これらの重要な栄養素を、たったの1日、もしくは1日に2回の食事で摂取することは、単純に考えて不可能です。実際に、ほとんどの人は最低でも4食(または、3食に加えて栄養価の高い健康な補食)を必要とします。
こちらは、2024年3月に発表された「断食が心血管疾患による死亡リスクを増加させること」を証明した研究です。この研究は、2003年から2018年までの15年間に渡り実施され、20,078人もの成人を対象とした大規模なものです。
https://www.abstractsonline.com/pp8/#!/20343/presentation/379
研究では、既存の心血管疾患を持つグループ、特定の種類のがんを患ったグループ、そして、既存の疾患のない第三のグループが含まれます。さらに、(1)毎日8時間未満の時間枠で食事をする人、(2)毎日8〜10時間の時間枠で食事をする人、(3)毎日10〜12時間の時間枠で食事をする人、(4)毎日12〜16時間の時間枠で食事をする人、(5)16時間以上の時間枠で食事をする人(食事をしない時間が8時間未満)も調査されました。
結果、毎日8時間未満の時間枠で食事をするグループが、心血管疾患による死亡リスクが最も高いことが分かりました。そして、このリスクは、既存の健康状態に関係なく存在します。つまり、既存の疾患がない人でも、リスクの増加が見られたということです。
また、興味深いことに、がんの人は、1日に16時間以上食事をすると死亡リスクが最も低かったようです。
これらの結果は、アメリカ心臓協会の、2024年3月18日付のプレスリリースによっても共有されています。
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